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ちょっとだけタイムスリップ

フェリー業界に激震が走った高速道路無料化に向けた一連の政策も先週末(6月19日)をもって、ようやく終了を迎えました (; ̄д ̄)ハァ

お客様からも『2隻に戻す予定はないの?』というお声も頂いております m(__)m

とてもありがたいお言葉ではございますが・・・
正直な心境としては

『今はそんな余力が・・・』 ( ̄∇ ̄;)タラ〜

それに実は、休日上限千円が終了しても、最大5割のETC(自動料金収受システム)割引が適用されるため厳しい状況に変わりはないんですよね(TT)

当然ながら私たちも、失ってしまった船や利便性を取り戻すべく『いつか2隻体制に戻すことができたら・・・』そういった淡い願望はもちろんございますが、ただ、そのわずかな希望をも打ち砕かれるほど、フェリー業界にとってこの2年間は本当に苦しいものでした (´;ω;`)ウッ

瀕死の状態まで追い込まれ、そんな状況の中で、弊社は断腸の思いで進光丸を売却しました。

今でも、進光丸のことをつい思い出してしまいますが、やはりとても切ない気持ちになります(TT)

『この2年間はいったい何だったんだろう』

そんな感傷に浸っていると、先日ふと・・・

『そういえば、進光丸以前はどんなフェリーが就航してたのかな?』

なんてフェリースタッフにあるまじき疑問を感じ、どうしても気になってしまったので、弊社の歴史を振り返ってみることにしました。

すると、とても懐かしい写真が出てきたので、せっかくなので今回その一部を皆さまにご紹介させていただこうと思います v(=∩_∩=)
※20年〜30年以上前の写真ですので、さすがに画像は悪いですが^^;

まずはコチラ ↓

会社設立当初、両子丸と共に就航していた『周南丸』です。

※就航期間:1968年12月〜1980年2月
(全長62.0m 型幅13.4m 型深4.6m、総トン数980t)

車両甲板がオープンになってますね。
当時積載された車両はかなりの海水を浴びてしまい多くのお客様にご迷惑をお掛けしたのではないかと思われます ( ̄∇ ̄;)

続いてはこちら ↓

現就航船『ニューくにさき』の前身で、一時期、進光丸と共に就航していた『フェリーくにさき』です。

※就航期間:1980年3月〜1994年2月
(全長71.35m 型幅12.80m 型深4.8m、総トン数1,255t)

周南丸より一回り大きくなり、形も進光丸に非常によく似たデザインで、私が入社当時はまだ現役で就航していました。
※進光丸と異なる部分は、サイドパッセージ(横の通路部分)が無いため、進光丸より少しだけ客室が広かったことです。

このフェリーも進光丸同様、個人的にはかなり好きなデザインでした。

実は・・・

弊社の歴史を築き、一生懸命頑張ってくれた歴代のフェリーさんたちをニューくにさき船内にギャラリースペースを設け、皆様にも見ていただけるような形ができないか現在検討させて頂いております m(__)m

また完成しましたら、皆様にご報告させていただく予定でので是非ご期待下さいませ v( ̄∇ ̄)

※いつになるか分かりません (* ̄ー ̄*) ・ヾ(・_・;)オイオイ
[登録日] 2011/06/23 01:10 | 固定リンク | コメント(8)
  • ▼ コメント
  • 航路に歴史あり。歴史は1日にしてならずですね。
    いい企画だと思いますよ。
    写真に模型があれば、もっと・・・・
    贅沢言いました。ごめんなさい。
    周南丸の車両甲板のオープンは、ジャンボフェリーに通じるものがありそうですね。
    周南丸もフェリーくにさきも、徳山「船首出入口」竹田津「船尾出入口」だったんでしょうか。
    以前は竹田津ではなかったような情報もありましたが・・・・
    白い船体にブルーのラインは、今も続く伝統なんですね。
    また、乗る楽しみが増えますね。
    投稿者: ポチョムキン |2011/06/25 01:18
  • ポチョムキン様コメントありがとうございます。

    ジャンボフェリー・・・
    神戸〜小豆島〜高松を結ぶフェリーですね。

    確かに似てますね^^
    ※さすがにお詳しいですね^^

    瀬戸内航路は比較的穏やかなので、こういった形状のフェリーでも海水を浴びることはあまりないでしょうが、同じ瀬戸内でも周防灘は・・・(汗)

    とりあえず現行型になって、お客様の為にも本当に良かったというのが本音です^^;

    航路のお話といえば、弊社は設立以来ずっと徳山ー竹田津間で運航しております。
    ただ、一時期、一日1便のみですが徳山ー国東間に就航していた事もございます。
    ※当時は9便運航のうち、竹田津8便・国東1便でした。

    国東港は港内が非常に狭いため、少しの荒天や濃霧でも入港できなくなり、お客様にご迷惑をお掛けしてしまうことが多かったので、現在は、やむなく休航という形をとらせていただいておりますm(__)m

    ちなみに、車両積載出入口については就航当初のフェリーから現在のニューくにさきまで、ずっと同じ形状方式でございます。

    それから・・・

    ブルーは弊社のイメージカラーなんです^^
    そういった事で、社名の文字もブルーを使用することが多く、HPもまた、全体的にブルーを基調としたデザインにさせて頂いております。(トリビアですか?^^)

    また、ブログにて、ギャラリースペースを設け、歴代フェリーを見ていただく予定のお話をさせていただきましたが、『2時間の船旅でお客様にいかに喜んでお過ごしいただけるか』これを現在、第一のテーマとして考えております。

    ただ、予算的な理由から、大改装というわけにもいかないので(汗)、少しずつでも改善していくことができれば・・・そういった努力をさせていただいておりますm(__)m

    サービスが向上できるよう私たちスタッフも精一杯頑張って参りますので、今後とも宜しくお願い致しますm(__)m
    投稿者: フェリースタッフ豊田 |2011/06/25 11:51
  • ウォ〜周南丸萠へ〜
    もう私の好みドストライクです。

    キャ〜操舵室小さい〜、舳先の丸っこさは初代新幹線みたい〜
    まるで風呂に浮かべるアヒルさんみたい〜
    ついつい写真を眺めてはニヤニヤしてしまいます。
    妻曰くアンタ脳みそおかしいでしょって、私もそう思います。

     でも、鉄道なんかそれなりにコアなファンがいて昔の写真とかネットでもそれなりに探せれるようですが、フェリーなんかは引退した船の写真ってほとんど見かけませんね。周南丸の写真も初めてです。すごく貴重な写真を見せていただきありがとうございました。

     某掲示板で知ったのですが、昔はベージュに赤ラインの時代もあったみたいですね。いつ頃変わったんでしょうか?
    白地に青ラインは個人的には好きです。シンプルすぎると思う人もいるかもしれませんが、私は絵を入れたり(旧ダイヤモンドフェリーのイルカマークは別)幾何学模様を入れたりするのは野暮ったくなって
    あまり好きではないです。やっぱツートンの直線ラインが一番かっこいいです。(あくまでも個人的意見です)

     あと聞きにくいのですが、一時期フェリースオーナダという謎の船があったとの情報がありますがもし差し支えなければわかる範囲で教えてください。(結局聞いてしまいます。ごめんなさい)

     しかし、周南丸といいフェリーくにさきといい何故か船齢が浅いのに引退されてます。こう考えてみると約40年と働き続けた進光丸は
    使う方にとって安心して使える”無事これ名馬”まさにエースだったんでしょう。

     色々書いてしまいましたがギャラリーブースの完成楽しみにしております。
    投稿者: へっぽこの輔 |2011/06/28 00:05 http://pepakuratimatima.blog.ocn.ne.jp/blog/
  • へっぽこの輔様コメントありがとうございます。

    コメントを読ませていただき、思わず笑ってしまいました^^
    すいません(汗)

    『周南丸』お気に召していだたけたようで、私自身も本当に嬉しく思います^^

    鉄道ファン・航空機ファンなどはメジャーといいますか、一般的に多くのファンがいらっしゃいますが、フェリーファンの方は多くいるの・・かな?(汗)

    フェリー会社に勤める者として、また、いちフェリーファンでもある私自身にとりまして、こうやってフェリーファンの方々とコミュニケーションを取ることが出来て本当に嬉しいです^^v

    本当にいつもありがとうございますm(__)m

    ベージュに赤ライン・・・
    もしかして、両子丸(ふたごまる)のことでしょうか・・・。

    資料を調べていると、両子丸の写真も出てきたのですが、周南丸とは、形はほとんど同じではありますが、まったく違ったカラーリングでしたので。

    そういった意味でも、もしかしたら、この両子丸は、周南丸よりはるかに『萌え』ていただけるかもしれません^^

    今後、機会がございましたら、このブログでご紹介させていただきますね。
    ※もしくは、設置予定(検討中)の『ギャラリースペースにて』となるかもしれませんが。

    結局、デザインが違ったのは、この両子丸のみで、周南丸以降、現在に至るまで、全てのフェリーは白基調にブルーラインで統一となっております。
    (・・・と、思います^^;)

    それから・・・

    『フェリースオーナダ』についてですが、私も実はそういった噂をチラホラ聞いております。

    いろいろと調べてみたのですが、過去にそのようなフェリー会社も航路も、またフェリーも存在しないので、弊社の社名をいわゆる『モジった』ものかとも思っていたのですが・・・

    恐らくは、過去に就航していた『フェリーくにさき』と社名を重ねた言い方をされた方、或いは勘違いされた方がいらっしゃったのはないかと思われます。

    断定はできませんが『謎の船=都市伝説』ではないでしょうか・・・

    私自身、今はこの程度の事しかお答えすることができません(汗)
    力不足で本当に申し訳ございません(TT)

    ギャラリースペースはどのような形になるか全く分かりませんが、どんな形でもお客様に少しでも弊社の歴史を見ていただけるよう努力させていただきたいと考えておりますので、楽しみにお待ちいただければ大変ありがたく思いますm(__)m
    ※あまり大きなご期待はしないでくださいね(汗)

    今後とも宜しくお願い致しますm(__)m
    投稿者: フェリースタッフ豊田 |2011/06/28 02:09
  • 古い書き込みにコメント失礼します。
    Twitterで両子丸の写真が回ってきて、検索してみたら、なんと2022年現在でも現役で活躍してるようです。
    IMO:6820139 で検索かけると KMP.PERMATA NSTという船名になっているようです。
    周南丸、進光丸、フェリーくにさきも、どこかで活躍してるんでしょうかね?
    投稿者: ぴんくのかば |2022/12/07 22:30
  • ぴんくのかば様コメントありがとうございます。

    まさか両子丸がいまだ現役で運航されてることに驚きました!(@_@;)

    いただいた情報をもとに検索をかけ、弊社の元船長と一緒に確認しましたが、幾度となく改修され形こそかなり変わっているようですが、ベースはおそらく両子丸で間違いないだろうと。
    大変感慨深いものがあります。
    進光丸も以前コメントから情報をいただき、インドネシアで活躍していて嬉しかったのですが、まさかそれよりも古い両子丸がいまだに活躍していたとは・・・。
    早速、当時両子丸に乗船されていたOBの方々にも伝えたいと思います!(*^_^*)

    この度は大変貴重な情報をいただき本当にありがとうございました!
    投稿者: フェリースタッフ豊田 |2022/12/09 19:33
  • 徳山生まれ育ちの67歳です。子供時代の記憶ですが、徳山〜竹田津間で、途中で姫島に寄る便があったように思うのですが、記憶違いでしょうか?ご存じの方おられたらご教示ください。
    投稿者: katanarider |2024/01/31 18:00
  • katanarider様コメントありがとうございます。

    ご質問の件ですが、弊社の沿革を調べたところ就航当初は確かに姫島への立ち寄りはあったようです。
    ただ立ち寄りの経緯や廃止になった理由などについては、いろいろ調べましたが、そういった資料は一切残っておりませんでした(^^;
    もう就航当時を知る者も社内にいないので話を聞くことができず、残念ながら今も分からないままでございます(^^;

    もし今後、詳しい経緯などが分かりましたら、またブログの方でご紹介させていただきたいと思います(*^_^*)
    投稿者: フェリースタッフ豊田 |2024/02/01 00:35
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